琴似中央接骨院

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治療のプロが本気でダイエットしたらどうなるか検証してみる①

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こんにちは。
麺やパンが好きすぎて、小麦の摂取量が全然減らせない吉田です。

「栄養バランスに気を付けて、運動量を増やさなきゃ…。」
そうぼやいてから早数か月-。

理論は…理論はわかっているんだ!!
あとは実践すればいいだけなんだ!!

姿勢改善や適切な運動習慣を患者さんに指導している我々が、だらしなく太っていたら…。
何の説得力もありませんよね。
自ら看板に泥を塗りたくっているようなもんです。

国家資格保持者である治療のプロが、本気を出してダイエット

そんなわけで、肉体改造計画を始動します。
あ、言い忘れましたが、今回本格的に実践するのは髙杉先生です。

どれくらい落ちるのか、どのように変化していくのか、写真や動画付きでねちっこく追っていきます。

吉田は現在妊娠7ヶ月なので、ストレッチや食事改善などを無理のない範囲で行っていきます。
こちらも妊婦さんの参考になりそうなので、経過報告をしていきます。

ダイエットを始めるその前に

まずは現在の身体の状態を把握しておきましょう。
雑誌やインスタを見て「えー。みんな細い…。私も痩せなきゃ!!」と焦って始めるのはナンセンス。
そもそもダイエットだのボディメイクだのをする必要があるのか、曇りなき眼で見定め決めましょう。

自分のBMI知っている?

BMIとは体重と身長から算出される肥満度を表す体格指数です。
・BMI  = 体重kg ÷ (身長m)²
・適正体重 = (身長m)²✖22

日本肥満学会では、BMIが22を適正体重(標準体重)とし、統計的に最も病気になりにくい体重とされています。
25以上を肥満、18.5未満を低体重と分類しています。

例えば、身長155cm、体重50kgだとしたら、
(身長m)²=2.4025なので
体重50kg÷2.4025=20.8
つまりBMIは20.8ということになります。

BMIが22未満であるなら、そもそもダイエット=食事制限による減量は必要ありません。
あなたが計量前のプロスポーツ選手か、人目に晒されるモデルやアイドルでない限り、これ以上痩せようとしないで下さい。
健康を害する恐れがあります。

わたくし吉田は、恥ずかしながら20代の頃無茶なダイエットで体を壊した経験があります。
自分では快調と感じていましたが、体重が49kgを下回った辺りで生理が止まりました。

身長が162.8cmなので体重49kgジャストでBMIは18.5。
低体重の領域に足を踏み入れた途端に排卵障害を起こして無月経になり、婦人科で処方されるお薬を服用しないと生理が来ない体になったのです。

その後体重は44kgまで落ち続け、排卵障害による月経不順はダイエットを中止した後も1年以上続きました。
健康を無視した減量のせいで免疫力が落ち、体は疲れやすく、肌も髪もパサパサで、いつも手足が冷えてとても寒かったのを覚えています。

排卵障害やひどい月経不順は不妊の原因にもなります。
将来赤ちゃんが欲しい…と思っているなら我流の極端な食事制限は絶対に絶対にやめて下さい。

医師も警鐘を鳴らしています。

メタボリックシンドロームと診断された?

肥満の人は、高血圧や糖尿病、脂質異常症といった病気を併発して起こしやすい傾向があります。

実は肥満、高血圧、糖尿病、脂質異常症の4つには、互いに重なり合って発症しやすい密接な関係があります。
とくに肥満(内臓脂肪型肥満)が進むと、ほかの3つの病気も悪化し、併発しやすいのです。

もし併発すると、相乗的に動脈硬化を促進し、心筋梗塞などを起こす危険性が非常に高くなります。
肥満に加え、どれか1つが重なると冠動脈疾患(心筋梗塞など)のリスクが10倍に、2つ以上が重なると30倍にもなります。
4つすべてが重なると、「死の4重奏」ともいわれるほど危険な状態になります。

すぐにできるメタボ危険度チェック

つまりダイエットが必要なのはこんな人

・BMIが22を超えている人
・メタボの診断基準に引っ掛かっている人

該当する人は食生活の改善と、自分の体にあった運動を継続的に行う必要があります。

ただし、どんな方法を採用するか、どの程度の強度で行うかは人によって全く異なります。

「とりあえず白米抜いて夜はプロテイン置き換えにしよう。」とか
「体絞りたいからスクワットとジョギング週3でやろう。」とか
(何となく良さそう)(みんなやってるから)という理由で、闇雲に始めるのはやめて下さいね。

ダイエット=正常範囲を逸脱し不健康に傾いた体を、適正な状態に戻すこと

ダイエットとは食べる量を減らして一時的に体重を落とすものではありません。
健康の為に生活習慣の改善を続けることを指します。
ですから、やりたいことではなく、体にとって必要なことをやるべきです。

病気の時に、「なんか効きそう」と思った薬を好きなように飲みますか?
そうではなくて、どんな病気か、どの程度の症状か、薬が体に合うか等、
しっかり調べてから医師が薬を処方し、我々は用法用量を守ってそれを飲む筈です。

ダイエットも同じように考えましょう。
自分の現在の体の状態や、悪くなった要因、元々の体質等をまず考慮すること。
適切な目標設定をして、慎重に方法の取捨選択をする必要があります。

ではダイエットを始めましょう!

ここまで読み進めたということは、
あなたはおそらくBMIが22以上であり、
腹囲が85cm以上且つ高脂血、高血圧、高血糖の傾向にあるということでしょう。

これは見た目云々ではなく、健康上の問題を抱えているという事です。

まずは現在の自分の正確な情報を把握しましょう。

体重は?
体脂肪率は?
腹囲は?
血圧は?
コレステロール値は?
血糖値は?
HbA1cは?
腎機能、肝機能の数値は?

どの項目をどのくらい改善する必要がある?
「もう少し痩せたい」ではなく、データに基づいて数値で目標を出しましょうね。

生活習慣で良くない部分は洗い出せてる?

睡眠時間は?
食事の量と時間は?
栄養バランスの偏りはない?
何を摂りすぎてる?何が足りない?
水分摂取量は?
アルコール摂取の頻度は?
喫煙は?
ストレスは?
運動習慣は?

不健康な体は不健康な生活習慣が作り出します。
今の生活を続けたまま体を劇的に改善するなんて不可能です。

運動するとしたら何をどれくらい?

体のどこが上手く使えてない?
どこを使いすぎてる?
どこが固い?
どこが弱い?
どうすると痛くなりやすい?
以前ケガをした箇所は?

好きな運動ではなく自分の体に必要な運動を選びましょう。

さぁ、それでは髙杉先生はどのように変わっていくのでしょうか?!
次回乞うご期待!!

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