運動初心者はYouTube妄信をやめて欲しい
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こんにちは。琴似中央接骨院の吉田です♡
皆さん最近運動していますか?
新型コロナウイルスの影響もあって、お散歩がてら街歩きするのも、スポーツジムに足繁く通うのも、まだ少し躊躇われますよね。
となると、自宅で運動するしかない!
そんな時に活用されることが増えてきたYouTube。
当院に通っている患者さんでも「YouTube観ながら運動してます。」と仰る方が何人もいらっしゃいます。
いやー、便利な世の中になったなぁ。わざわざお金を出してパーソナルトレーニングを受けなくても、無料で色んな運動ができるー♫
なんて、思ったことはありませんか?
ところがどっこい!!今日はYouTube頼みの自宅トレーニングは危険もあるよ!ということを詳しく語っていきます。
なぜ運動初心者はYouTubeを妄信してはいけないのか?
理由1 そもそもYouTubeは玉石混合だから
ぎょくせきこんこう・・・優れたものと劣ったものが入り混じっていること
YouTubeは誰でも無料で動画をアップできる媒体です。
そのため、解剖学や運動学を理解した人(運動指導の専門家、理学療法士、医師etc)が監修していない、安全性の低いものも多く出回っています。
再生回数の多い動画の中には、身体を動かす角度に無理があったり、同じ動きを繰り返しすぎていたりと、万人に提供するプログラムとしては危険に感じるものもありました。
理由2 適切なフィードバックが出来ないから
じゃあ理学療法士や柔道整復師がアップしている動画を選べば問題解決?いやいや、そうとは言い切れません。
見様見真似で体を動かした時、パーソナルトレーニングの最中であれば「もう少し骨盤を後傾させて」「膝が内側に入っています」「腕は肩甲骨から動かすイメージで」等、良くない点が見受けられればすぐにトレーナーから指摘されます。
でもYouTubeを観ている時は?良くない体の使い方をした時に誰からも教えてもらえません。
もしかしたら、体の動かし方に癖があって、とんでもない間違ったフォームでトレーニングを続けているかも。
YouTubeを活用する時はボディメカニクスやトレーニング個々の目的・注意点を理解している必要があります。
結局、我流でやっているのと変わらない…なんてケースも多々見受けられました。
理由3 本当に体に合ってるのか?!という問題
そもそも何故トレーニングをしたいんでしょうか?
運動不足解消?ダイエット?姿勢改善?
きっと色んな悩みや理由があるのだと思います。
そうして、「目についた」「面白そうな」「効きそうな」トレーニング動画を各々選ぶのでしょう。
ただ、その時やると決めたのは自分の興味関心のアンテナに引っ掛かったトレーニングです。
体にとって必要で優先順位の高いトレーニングではないかもしれません。
何度も捻挫を繰り返した不安定な足首でマウンテンクライマーを全力でやる。
膝の変形があるのにクロスクスワットを何セットも行う。
腰痛や腰のすべり症・分離症があるのにバーピージャンプを毎日50回やり切る。
マウンテンクライマー、クロススクワット、バーピージャンプに罪はありません。
それらが悪いトレーニングだというわけではなく、体に合っていないというのが問題なのです。
何故、マウンテンクライマーをするのか?
体幹を安定させたいから。瞬発力・持久力を上げたいから。
それが目的なら他にいくらでもやりようがあるので、足首の捻挫を繰り返した人には違うメニューを選びます。
何故、クロススクワットをするのか?
内ももをほっそりさせたいから。
違うメニューを選んだ方が安全です。膝に変形徴候がある人には適していません。
バーピージャンプもそうです。
腰に負担を掛けないトレーニングは他にいくらでもあります。
そもそも腰のすべり症があるなら、勢いをつけて腰を反ったり捻ったりしない方が安全だという基礎知識が必要です。
このように、運動する際は自分の全身状態を把握して、優先順位の高いものから、安全性に考慮してトレーニングを組み立てなければいけません。
Youtubeで上がっている面白そうなトレーニングを、正しくないフォームで繰り返すのは却って体に悪影響です。
効果的なトレーニングをしたいなら、まずは体の状態を正しく知るところから始める必要があります。
体をより良い状態にするために運動は行うものです。
何から始めたらいいのか、自己判断ではなく一度プロの意見も聞いてみましょう。
札幌市西区にお住いの場合は琴似中央接骨院に一度ご来院下さい。