女性は知っておきたい変形性膝関節症のこと(中編)
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同じような年代、同じような体型、同じような運動量に見えるのに、変形性膝関節症を発症する人とそうでない人の違いは何でしょう?
この違いは、体に備わっている「耐久力」の差によって出てきます。
●耐久力を超えると発症する
耐久力とは、関節や筋肉の頑丈さ、回復力や痛みの出やすさなどを総合したもの。
同じくらいの要因を抱えていても、耐久力が高い人は発症しない。
それでは、発症した人でもすぐに症状が治まる人となかなか改善しない人がいるのは何故でしょうか?
これは、先に述べたように耐久力には個人差があることが1つ目の理由で、2つ目に発症要因の違いが挙げられます。
●「積み荷」を減らせば改善する
一つ一つの要因は、積み荷のようなもの。
治療+普段の習慣の見直しで積み荷を減らし、自分の耐久力の範囲に収まれば、症状は改善できる。
変形性膝関節症は加齢によって一律に発症するというものではありません。
体重を支える関節をどのように使っているか、歩き方・立ち方・しゃがみ方に問題はないか、体重は増えすぎていないか、全身の栄養状態はどうか等各種要因に左右されます。
つまり、「年を取ったら必ずなるもの」「避けられないもの」ではなく、生活習慣を改善することで予防することができるものなのです。
次回は、どのような使い方が膝に負担を掛けるのかについて書いていきます。
乞うご期待!!