女性は知っておきたい変形性膝関節症のこと(前編)
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変形性膝関節症って聞いたことありますか?
階段の上り下りやしゃがむ動作で膝が痛い
膝に水が溜まって腫れてしまう
膝の曲げ伸ばしが辛い
等の症状が出てくる運動器疾患です。
60歳以上になると10人に1人は有するといわれ、高齢になるほど罹患率は高くなります。
男女比は1:4と女性の方が4倍も多いので、女性には特に詳しく知っておいて欲しい疾患です。
初期では立ち上がりなど動き始めで痛みが出ますがすぐに治まります。
中期には歩くと膝が痛み、正座や階段の昇降などの動作が不自由になります。
末期には変形が目立ち、膝がピンと伸びず、歩行が困難になり日常生活が不自由になります。
日本整形外科学会は主な原因として以下の三つを挙げています。
●加齢による関節軟骨の変化(弾力性低下・すり減り)
●肥満、体重増加
●靭帯や半月板損傷などの怪我
現場で多くの症例を目の当たりにする私たちは、その他にも
●何度も足首を捻挫していて足首が不安定
●足に合っていない靴を履いている
●筋力が低下して正しいフォームで膝が使えていない
●歩き方に悪いクセがついている
●関節に負担のかかる膝の曲げ伸ばしの仕方をしている
なども変形に繋がる重大な要因だと考えています。
次回は症状が出る人出ない人は何が違うのか、同じ症状でも早く良くなる人とそうでない人は何が違うのか、その理由や仕組みをお答えします。
乞うご期待!!